他分院での出張手術「会陰尿道瘻形成術」

他分院での出張手術「会陰尿道瘻形成術」

2017.10.13 ブログ

こんにちは。獣医師の池田です。

 先日、グループ病院の分院へ出張手術に行ってきました。

今回は猫の「会陰尿道瘻形成術」です。

「えいんにょうどうろうけいせいじゅつ」と呼びます。

この手術は基本的にオス猫のみ。

尿道が損傷・閉塞することで尿道の先端部分が再生不可能になった場合に行うものです。

尿道が閉塞して排尿できなくなると、非常に深刻な急性腎不全に陥ります。

緊急手術が必要になる場合もあれば、

細い尿道カテーテルでなんとか一時的にでも開通させて

腎機能障害を改善させてから手術を行う場合もあります。

手術写真はありませんが、

閉塞した陰茎の先を切り開いて尿道の出口になる開口部を広げることが手術の概要です。

ざっくり言いますと、メスの尿道の出口に似た形になるということです。

この手術は尿道が破綻してしまった場合の救済的な手術ですので、

手術を回避するためには

膀胱炎など症状が少しでも軽いうちに内科治療で改善させておくことが大切なのです。

トイレのチェックも必要ですね。

尿の量が非常に少なかったり、

トイレに入っている時間がいつもよりかなり長かったりしたら要注意ですよ。