クニマスを初めて見ました!

クニマスを初めて見ました!

2017.07.21 ブログ

こんにちは。獣医師の池田です。

先日秋田県に行って来まして、渓流釣りをしました。

趣味と公言しているだけあって、釣りネタが多くすみません。

ただ、今回は釣りの帰りに寄った「田沢湖クニマス未来館」がとても面白かったので紹介します。

この資料館は田沢湖のほとりに立っており、今年7月1日にオープンしたばかりの新しい資料館です。

現在、クニマスは山梨県の西湖でのみ発見されており、

偶然見つかった黒っぽい色のマスが日本固有の淡水魚クニマスであると分かったのは、

さかなクンの知識力があったからこそとも言われていますね。(遺伝的な最終確認は京都大学の教授)

クニマスの展示館は西湖ネイチャーセンターにもあるのですが、私はこちらの展示館は行ったことがなかったので、クニマスを見るのは田沢湖のクニマス未来館が初めてでした。

ここに展示されているクニマスはまだ幼魚で、大きくなると30〜40センチ程度になるのですが、実際見ると初めて見る姿に正直驚きました。

頭が丸く、他のマス科の魚には見られない形態的特徴があります。

元々田沢湖にのみ生息していたクニマスですが、戦前の水力発電の政策として酸性度の高い玉川から田沢湖に水を引いたことで、なんと田沢湖からいなくなってしまったのです。

いなくなる前に全国数カ所にクニマスを移したそうですが、その後繁殖しているという確認はされず、2010年の発見まで絶滅したと考えられていました。

それが、移されたうちの一つ、西湖で生きて繁殖していたと分かった時、大ニュースになりました。

田沢湖からクニマスがいなくなってしまったことはとても悲しいことではありますが、

命が繋がって、別の場所にかわって生きていた、というのは本当に感動的でした。

よかったら皆さんも、田沢湖もしくは西湖に見に行ってみてください。