猫ちゃんの爪とぎ、爪切りについて

猫ちゃんの爪とぎ、爪切りについて

2018.02.28 ブログ

こんにちは獣医師の執行です。

私の実家では昔から猫を飼っているのですが、おかげで家の柱は爪とぎでボロボロ。
一緒にいるとお気に入りの場所でカリカリと爪をといでいるのを良く見かけます。

しかし、なぜ猫ちゃんは爪とぎをするのでしょうか?

もちろん爪を鋭く削るため!ではあるのですが、あんなに一生懸命に爪をこすっていたら、爪は鋭くなるどころか、むしろ丸くなってしまうように思いませんか?

というのも、猫ちゃんの爪とぎは、包丁を研ぐのとは目的が異なります。

猫の爪は内側と外側の二層構造になっており、内側のquick(クイック)と呼ばれる部分には神経と血管が通っています。
そして、内側から新しい爪が作られてくると、古くなった外側の層は少しずつ不要になってきます。
猫が爪とぎをする理由は、この古くなった爪の角質(さや)を剥がし、常に新しい爪をむき出しにすることなので

なので、一本一本丁寧に磨き上げる必要はないんですね。良く出来てます!

また、ひっかいて傷をつけたり、足先のフェロモンをこすりつけ、自分の縄ばりを他の猫に知らせるためのマーキング行動という意味もあるといわれています。

それなら「うちの猫はしっかり爪とぎをしているから大丈夫」かというと、そうでもありません。

爪が伸びすぎてしまうと、引っかかって爪が折れたり、自分の肉球を傷つけてしまうこともあります
また、猫ちゃんもお年寄りになると、爪とぎをサボりがちになりますので、トラブルが多くなります。

猫ちゃんと飼い主様の安全のためにも、定期的なお爪切りは行ってあげるようにしてあげましょう。
当院でもお爪切りやお耳掃除の処置は行っておりますので、お家で苦手な猫ちゃんは気軽にご相談下さい