脊椎外科の勉強会参加報告

脊椎外科の勉強会参加報告

2018.02.21 ブログ

こんにちは。

カメの歩みですが新しいことを学ぶのは大好きな、獣医師の池田です。

先日、脊椎外科の講義&実習のセミナーに参加してまいりました。

椎間板ヘルニアなどの脊椎外科手術は当院でも行っておりますが、

さらに精度を高めるため、そしてより難易度の高い手術手技を身に着けるために

今回のセミナーでしっかり学んできましたので概要をご報告いたします。

講義の雰囲気と内容

セミナーは2日間にわたり、4名の講師の先生に対して20名の参加者が講義を受けました。

講師の先生方は、大学の教授や准教授の先生と、

整形外科専門動物病院の第一線でご活躍されている先生から直接指導を受けるという、

とても恵まれた環境の中でじっくり教わることができました。

内容は、一般的な各部位における椎間板ヘルニアの手術方法から、

人でも行われているプレートなどの金具を用いた椎体の固定術などをメインに教わりました。

まずは座学として講義を受け、その後実習室に移り、

骨モデルを使用して実際の器具で実技を行う、という流れでした。

聞いていて気を付けなければならないと感じたのは、

犬の大きさや犬種によって対応がかなり異なってくるという点です。

あまり多くはないですが、大型犬で頸椎の不安定症がおこることがあり、

その中でドーベルマンとグレートデンでは病態の進行の仕方が異なる、という点です。

頸椎の骨が変形して脊髄を圧迫するのですが、その骨の変形の仕方が違うので、

手術方法も計画的に行わないと同じやり方ばかりでは上手くいかない、ということなのです。

ここまでくると正直なところ、

専用器具がたくさん必要で、かつ技術も最高の精度が求められますので、

大型犬に関しては専門病院をご紹介させて頂くと思います。

当院での現状の方針

先ほど書きましたように、

犬種や病態によっては大学や専門病院をご紹介するほうが、

その子にとってより良い治癒を目指せることもあると思います。

それでも当院で対応できる脊椎疾患はたくさんありますので、

胸腰椎や頸椎ヘルニアはもちろん、馬尾症候群など多岐にわたって対応が可能です。

今回も学んだことを最大限生かし、より精度の高い手術で対応させて頂きます。

これまで当院で手術をしてきた脊椎疾患の子たちのなかで、

劇的に良くなった子を見ていると、やっぱり外科手術って良いなと感じる今日この頃です。