【治療紹介】ペットにおける鍼治療とは?

【治療紹介】ペットにおける鍼治療とは?

2017.12.03 ブログ

こんにちは獣医師の執行です。

今回は当院で行なっている鍼治療についてです。
鍼治療は埼玉のクリニックでも治療を担当しておりました。

ちなみに、鍼治療と聞くとどのようなイメージを持っていらっしゃいますか?
本当に鍼で何でも治るのかな?
たくさん鍼を刺して痛くないの?
などなど。

まず、私も「鍼治療=万能な治療」では無いと思っています。
というのも、病気に対しては、適切な西洋医学的な治療(薬剤治療や外科手術)を、しっかりと行うことが基本だからです。
あくまで、その西洋医学的な診断や治療の上で鍼治療を行うからこそ、効果が期待できるのです。
これが今の獣医療における鍼治療の考え方になります。

では、実際にどんな仔に鍼治療を行うかというと、やはりダントツで多いのは「椎間板ヘルニア」です。
内科治療や外科治療の後、リハビリテーションの一つとして取り入れさせて頂いています。

 

また、私は鍼治療を行う際は、低周波パルス治療器を使用しています。
人でも鍼治療を受けたことのある方はご存知かもしれませんが、刺した鍼に低周波の電気を流してあげます。

これは、筋肉や神経に対し、鍼を通して電気の刺激を与えることによって、痛みを和らげてあげる効果が期待できます。
また、筋肉を電気刺激で動かすことによって萎縮を防いだり、筋力を強化するリハビリも兼ねています。

痛く無いの?という疑問もあるかもしれませんね。
確かに、鍼を刺入した時に少し嫌がる素振りをみせる場合はありますが、ほとんどの仔は大人しく処置をさせてくれています。
これは余談ですが、人の鍼治療においても、鍼の本場中国に比べて日本の鍼は痛みが少なくなっています。
中国では痛ければ痛いほど効果があると思われていますが、日本では痛いと2度と来院しないという国民性の違いがあるそうです。

何だか話もそれて随分と長くなってしまいましたが、まだまだご紹介したいことはたくさんあります。
治療の前に話だけでも、、という方も大歓迎です、興味がある方は是非お気軽にご相談下さい!

獣医師 執行